この記事はボッシーADC13日目の記事です。
※18日午後の作業記録を今書いてるのはなんで?というツッコミはお控え願います。
皆さんこんにちは。とある会社で、M-1を見なかった社員、ボッシーです。
夜に作業する生活をしてると、TVは基本見なくなるんですよね。また世間との距離が遠ざかっていく…
気を取り直して、引き続き3Dプリンターのエンクロージャについて考えてました。現状、アルミフレームで作ろうと考えているのですが、設置場所とか、エンクロージャに追加したい機能とかを考えていると、設計に滅茶苦茶時間がかかります。
今のところ欲しい機能としては、下記を検討しています。
- 照明用のLEDバー
- レジンを硬化させた際に発生する有害なガスを排出するファン
- プリンター内の温度をリアルタイムで表示する温度計
- レジンを適切な温度に温める機能(冬場は必須)
- 内部の3Dプリンターの様子を確認できる
- プリンターから伸びるコードを通す穴
- 中に3Dプリンターを入れたままで諸々のセッティングができる(設定するときにわざわざエンクロージャを動かさなくていい)
-
背面の電源を前から押せるギミック(elegooさん、電源の配置間違ってませんか泣)
- (作成後に検証)UVカットフィルタをエンクロージャーの壁に貼ればプリンターカバーは要らないのでは
で、今一番僕を悩ませているのは、2と4ですね。
まず2に関してですが、レジンは有害な薬品であり、液体状のレジンに素手で触れるのは勿論のこと、気化したレジンを吸うのも危険であり、レジンアレルギーを引き起こしてしまう可能性があります(あと凄い体に悪そうな匂いがする)。賃貸の狭い部屋だと、気化したレジンがキッチンとかリビングにも入る可能性があるので、精神衛生上よろしくないです。そのため、生活スペースにレジンが侵入するのを極力防ぐため、換気扇を通して外に気化レジンを逃がす仕組みを作りたいです。
そして4に関してですが、どうやらレジンには適正温度があるらしく温度が低すぎると上手く固まらずに造形が失敗してしまうみたいです。そのため、冬場では造形に失敗することが多く、それの対策が必要となります。
ネットで調べる限りだと、レジンVATを直接温める方法か、3Dプリンター内部を全体的に温める方法がありました。そこで問題となるのが2で、後者を採用すると、折角暖まった庫内の空気が換気用ファンによって逃げてしまうという事態が予想されます。都度暖め続けるのもエネルギー的によろしくないので、ここは前者を採用しようと思います。
レジンVATを直接温める方法を取る場合、今のところ思いつくのは
- レンズヒーター+ヨーグルトメーカー
-
サーモスタット+PTCヒータープレート
の2択です。
簡単なのは1で、ヨーグルトメーカーでレジンを前もって温めた後、それが冷めないようにレンズヒーターでVATを温める作戦です。2はサーモスタットでレジン温度を監視し、温度が下がってきたらヒータープレートでVATを温める作戦です。この場合、レンズヒーターにせよ、PTCヒータープレートにせよレジンVATに貼り付ける際にネジ部に干渉せず、簡単に取り外しできるものが望ましいですね。
また、耐水性の温度計でレジン温度をモニタリングしたいので、プリンターのステージがVAT内に降下してきたときに、干渉しない温度センサが望ましいです。(↓これとか)
このように検討項目が多すぎて、設計が年内に終わらない気がしてます。ただ、こういうのは突き詰めるとキリが無いし、社会人には時間がないので、ある程度の所で設計には見切りをつけて、失敗覚悟でトライ&エラーを繰り返したほうが早く終わるんじゃないかなと思ってます。アレコレ考えるよりも実践あるのみの精神で頑張ってみます。