この記事はボッシーADC8日目の記事です。
皆さんこんにちは。とある会社で、1年4か月ぶりに映画を見た社員、ボッシーです。
本日、話題の映画「すずめの戸締り」を見てきました。映画を見たのは閃光のハサウェイ(2021年8月)以来なので1年以上映画を見てませんでした。
新海誠作品は「君の名は」以来2回目(映画全く見ない)ですが、やっぱり絵がメッチャ綺麗ですね。ストーリーに関しては、いつもの新海誠みたいに「男女2人が非現実的な世界観でなんか凄いことやっていい雰囲気になって終わるんだろうな」と高を括ってた訳けで、実際にその通りだったんですが…
出てくる登場人物が総出で僕のことを沼らせに来ました
※この記事は映画「すずめの戸締り」のネタバレを含んでおります。この先の閲覧は自己責任でお願いします。
ストーリー自体はシンプルで、かつて日本で大地震を引き起こし、封印されていた神様の封印を女子高生(鈴芽ちゃん)が解いちゃって、もう一度封印し直すために女子高生とイケメン(草太さん)が全国を旅する話です。旅は困難の連続ですが、旅の過程で出会う登場人物が皆いい人たちで、彼らあるいは自分自身の過去と関わることで鈴芽ちゃん自身も成長していく良いお話でした。
各地域に滞在した日数はそれぞれ1日だけだったはず(1日目:九州、2日目:四国、3日目:神戸、4日目:東京、5日目:東北)なので、全体で5日間ぐらいの物語だったんですね。たった5日間で色々起こりすぎだし、短期間で鈴芽ちゃん成長しすぎ&覚悟キマりすぎじゃないですかね…(畏怖)
ストーリーのメッセージ性を考察するのも面白いですが、僕はそういうのが苦手で、代わりにキャラ同士の関係性に興味を持つタイプのオタクです。そんな僕がピックアップするシーンは、
- 出会ったばっかのはずなのに即座に親友みたいな感じになってる鈴芽と千果
- 神戸の夜、バーを抜け出した鈴芽をめちゃくちゃ心配してくれるおばさん
- 焼うどんとポテサラの組み合わせに驚く草太さん(椅子)
- 草太さんを「自分の扱いが雑」と評する芹沢さん
- 試験中に草太さんが気になって調子でなかったり、「顔も見たくない」とか言った直後に、草太さんを探すために東京→東北まで付き合ってくれる芹沢さん
- 気を聞かせて懐メロ流してくれる芹沢さん
- 東北のサービスエリアで生々しい本音を言ってしまう環さん
- ↑の後、出会ったばかり(しかも初対面の印象最悪)の芹沢さんに弱音を零してしまう環さん
- 闇深いとか言いながらも、道中普通に旅を楽しんでたり、「けんかをやめて」を流す等、避けるどころかドコドコ関わりにいってる芹沢さん
- 草太さん救出後、「実は2万円借りてたの俺のほう」とバラす芹沢さん
- EDの東北から九州に鈴芽と環さんの2人で戻る過程
お分かりいただけただろうか。
芹沢朋也がめっちゃ刺さった。めっちゃ良い人すぎません?お前本当に良い教師になれると思うよ。なってほしい。初登場時にドア叩いてきて不審者!?とか思っちゃってすみません。あのシーンも、気軽にアパートに出入りできる仲って考えたら色々捗りますね…
というか本人からすれば、
- 親友が急に音信不通になって(しかもめっちゃ大事な日)、
- なんか知ってそうな女子高生に遭遇したと思ったら知らないおばさんも一緒に車に乗ってきて、
- 猫は喋るわ
- 複雑な家庭環境聞かされるわ、
- おばさんは泣き出すわ、
- 女子高生は途中でどっか行くわ、
- 車壊れるわ
で作中で一人だけ巻き込まれたってレベル超えてると思うんですけど?それでも気遣いを絶やさずに、文句も言わずに無事2人を東北まで送り届けたの、聖人を通り越して都合の良すぎる男じゃないです???
とまあ短い時間で強い印象を残していった芹沢さんですが、いかんせん供給が少なすぎる。細かい設定とかストーリーの意図はパンフレットとか小説で補完できるだろうけど、キャラクター同士の掛け合いを掘り下げるには2時間という上映時間は短すぎるので、1クールのアニメでやってくれませんかね…
だって芹沢さんと草太さん、友達のはずなのに映画中だと一言も言葉を交わしてないんですよ!?日常的にいろいろ喋ってるはずなのに、その内容は全部twitterとかpixivに生息してる限界オタクの妄想で補ってるのが現状で、そもそも普段の2人がどんな感じなのかは公式でほとんど触れられていない(はず)です。いや、まあ映画の本筋と全く関係ないので当然なのですが…
とりあえず新海誠監督には、オタク達の開いちゃった性癖の戸を戸締りする責任があると思います!!!(言い掛かり)